岩井先生と夜間中学

夜間中学で取り戻せた学び

岩井好子(いわいよしこ)先生は、1925年(大正14年)に大阪に生まれました。生
家は大きな醸造家。天王寺高等女学校から、大阪女子師範学校に進みました。
1944年、大阪市の公立学校の教員になりました。戦争中であったため、19歳の岩
井先生は生徒を連れて、四国に疎開したりもしました。

鶴橋小、丸山小、天王寺中で教えたあと、1969年天王寺夜間中学創設とともに、
天王寺夜間中学で教鞭につくことになりました。以降、夜間中学問題に取り組み、
退職後も自主夜間中学「麦豆教室」を主宰し、オモニ(韓国、朝鮮のお母さん)たち
と勉強を続けています。

また、盛善吉監督は岩井先生の弟です。


(主な著書)
オモニの歌             ちくま文庫
 ※ 「オモニの歌」は中学・高校向け集団読書テキスト(全国学校図書館協議会)にも
なっています。
 ※ 「オモニの歌」は韓国語版も出版されています。 
オモニのひとりごと        カラ文化情報センター(電話 06−789−7960)
うどん学校             盛書房(絶版)
婦人教師 その他多数。
  

夜間中学校で取り戻せた学び

この文章は「南御堂」(真宗大谷派)
に1998年9月から1999年9月まで連載されたものです。

オモニの歌(ちくま文庫)

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